運動指導者のこれからを応援する、池田扶実子です。
今回のブログの最後に、「無料セミナー」の詳細がありますので、是非ご覧になって下さいね。
私達指導者は、常にお客様に何かしら運動や健康に関わることを、指導をしていますよね。しかし、なかなかお客様が言うことを聞いてくれない、出来ない……と言うことはありませんか?
その時は言うことを聞いて下さり、私達が目の前で指導しているときは、行ってくれます。ですが、私達が直接指導を行う回数は、せいぜい週に1~2回ではないでしょうか?
その方に健康になって頂くには、その運動を最低でも週に3日~5日は行って頂く必要があります。なので指導者が指導するとき以外に、最低でも週に1~2回はご自身で行って頂く必要があります。
運動はその時だけ行えば良いものでは無く、「継続して行う」ものですよね。と言うことは、お客様は生活習慣に「運動」を取り入れることが最良の方法かつ、健康でいるためには必要なことです。
これがなかなか難しい……あなたも同じ気持ち、考えではないでしょうか?簡単にできることなら、もっと多くの人々が運動施設に通い、普段の生活をもっと活動的に過ごしているはずです。
だからこそ、私達は運動指導と共に、生活習慣の変容を促す必要があります。それが行動変容すると言うことです。
今回は一回では書き切れないので、連載にしてみます。今回は1回目の「伝え方の種類」についてです。
同じことを意味するつもりの言葉でも、伝え方が違えば、本来伝えたい意図と違うように聞こえます。
代表的な例では、「今日も凄く素敵ですね~」と「今日は凄く素敵ですね~」。前者は、いつも素敵ですねと言う意味。後者は、今日は素敵ですねと言う意味。全然違いますよね?「も」と「は」の使い分けによって、これだけ持つ意味が変わります。
友達との会話なら、「ごめん!」という言葉で済ますことも出来ますが、お客様では……?言葉の使い方には、注意したいものです。
誰かにかける言葉として、「自分(I)」「相手(YOU)」「私達(WE)」の三種類があります。
例えば、あなたが数人の友達と話していると想定してみて下さい。A子さんは、あなたや他の友達に、自分の話ばかりしています。A子さんの話ばかり”聞かされている”と感じたことはないでしょうか?これが「I」の言葉です。
次に、B美さんが新しい仕事を始め、やっとスタジオを持つことになりました。あなたと仲間はお祝いに行きました。そこでの会話。C子さん「おめでとう。良かったね」、D美さん「羨ましいなぁ。」、E子さん「おめでとう。私達もB美を見習わなくっちゃ。これからも、一緒にがんばろうね。」
B美さんにとってはどの言葉も嬉しいはず。では、言葉を噛みしめて行きましょう。
「おめでとう。良かったね」は、B美さんに向けられた、YOUの言葉になります。
「羨ましいなぁ。」は、私の感想……Iの言葉です。
「おめでとう。私達も……」は、私達を表すWEの言葉です。
あなたがB美さんなら、どの言葉が一番嬉しいですか?何気なく聞いていると、どれも同じように聞こえるかも知れません。ですが、よく噛みしめると、一番最後のE子さんの言葉が頼もしく、且つ仲間を感じるのではないでしょうか?
独りではなく、仲間がいる……すごく力になる言葉ですよね。
私達が、お客様のモチベーションアップ(やる気)を上げることは、指導場面では非常に重要なことです。普段、何気なくかけている言葉一つで、お客様のやる気が変わることがあります。
例えばレッスン終了時の声がけで……「来週もがんばりましょう」と「来週も、一緒にがんばりましょう」では、どちらの方が仲間を感じられるでしょうか?
人は、独りではなかなか何事も続けられません。仲間がいる、味方がいる……だから続けられるんです。
簡単な例でしたが、このようにお客様に「仲間」「味方」と感じて頂ければ、あなたのレッスンをリピートしてくれる方は、必ず増えるはずです。パーソナルでも同じです。指導中に常に「一緒にがんばりましょう!」「一緒に行っていきましょう」と声をかけ連帯感を持って頂くことで、お客様は力強く感じるはずです。
次回は、「行動変容……人の日常行動を変える方法②」では、どのようにしてお客様を継続できるように導くのか?を解説していきます。
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あとがき
今回のお題は、少し奥が深いので何回かに分けてお届けします。
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天気も良く、清々しい季節……今日もまた明日も、一緒に歩みましょう!
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