快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
前回は体のゆがみについて触れていきました。日常生活での動作が関係しているともお伝えしましたが、それが続くと体に支障をきたす場合があります。
その予防のために、ほぐす、ゆるめることをおすすめします。
私の場合、あれをしなければ、これを今日までに・・・などと焦っているといつのまにか肩があがっています。そして肩周辺に力が入っています。
あなたは、そのような事はありませんか。
日常生活やトレーニングなどからくる体の緊張をほぐす。
その一歩として、まずは気持ちを落ち着かせましょう。
そして、ゆっくりストレッチもできるとよいのですが、寝る前に簡単にできる緊張をほぐす簡単なエクササイズ(と言えるかどうかですが・・・)をご紹介します。
仰向けで手のひらを上にし、大の字になって自然な呼吸で体の力を抜く。
(腰が緊張する方は太ももから膝下にかけてクッションなどを置き、腰に負担がかからないようにする)
以上、たったこれだけです。簡単ですよね
私の場合でいうと、最初は肩が上がって、猫背気味になり、力が入っていた状態。胸のあたりも鎖骨の辺りも緊張しています。
大の字で手のひらを上にむけて腕を開くことにより、胸の中心から腕にかけてつながっている筋肉が伸ばされます。
それだけでも胸の辺りが少し楽になります。
また仰向けになっているので、体を支えようとする余分な力を抜くことができます。
大空の下で寝ているイメージをするとより気持ちもゆったりと落ち着いてきます。
(実際に大空の下で行うのが理想です)
さて、実はたったこれだけのことなのですが・・・。
自分で実際に行ってみるとその5分が待てず、スマホを見たくなる、他の音に気を取られるという事に気がつきました。
本当に疲れていたら、そのままの状態でいる、または寝落ちします。
しかし、意図的にとなると他に気を取られるのです。
そうなると、また緊張がとれない状態が続きます。
意図的にゆるめる場合も筋トレーニングと同じように、意識が必要だと感じます。
あえて、「この5分間の自分はどのような状態でいるか」をみつめることもゆるめることにつながります。
肩や背中、腰などあらゆる部位に力が入っていないか?というところから始めると、徐々に力を抜いている自分を確認することができるようになります。またそうこうしているうちに、気持ちも落ち着いてきます。
早速今夜、行ってみてください。