快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
毎日の生活の中で同じ姿勢で長時間過ごすことが多々あると思います。そうすると一部分がこわばったりして、肩こりや腰痛などをひきおこすことにつながります。
今回はコリやすい肩甲骨周辺を意識して動かすことをお伝えします。
肩甲骨は肋骨の後ろ側にのっている状態で、鎖骨とつながり、また上腕骨が寄り添った状態にあり、天使の羽のような形の骨が肋骨の上で浮いたようになっています。
肋骨と肩甲骨の間にすき間ができるかどうか、また肩甲骨はがしということを耳にされたことがあるかと思います。それだけ肩周りの筋肉がこわばりやすく、肩甲骨の動きも悪くなるのでその周辺の筋肉をほぐしていきましょうということです。
肩甲骨の動きは、挙上、下制、内転、外転、上方回旋、下方内旋。
このように言葉にあげてもわかりずらいので、実際に色々と動かしていきましょう。
肩甲骨の動きは腕の動きと連動しているので腕を動かしながら行います(痛みがある場合は行わない)
・立位で肩を上下に動かします(呼吸と共に行うとよい)
ゆっくり肩を耳に近づけ、ゆっくりとさげていく
ゆっくり腕を横から肩の高さまであげて、ゆっくりさげる
次にゆっくり腕を肩の高さまであげたら、手のひらを上に向け、さらに頭の方向へあげ、ゆっくりさげる
・下げた腕を90度になるように肘を曲げ(小さく前にならえの状態)、手のひらを上にして腕を外側に開き内側に閉じる
次は手のひらを下に向けて腕を外側に開き内側に閉じる
・腕を肩の高さ(または肩よりやや下)にあげ、肘を90度に曲げ(伸ばした指先が天井に向いている状態)腕を外側に開き、内側に閉じる
・仰向けに寝た状態で両手のひらを内側に向け天井の方へ腕を伸ばす
この時に肩甲骨が床についている状態。次に両手を天井の方へ伸ばし肩甲骨を床から離す。元へ戻したら、次は肩甲骨を床へ沈めるように下へ押し(肩甲骨との間の背骨が少し浮くぐらい)そこから元に戻す。
また四泳法(背泳ぎ、バタフライ、平泳ぎ、クロール)のように腕を動かしても肩甲骨がよく動きます
言語化するとわかりづらいかもしれませんが、とにかく様々な方向に腕を動かしてみます。しかし、勢いをつけず少し小さな動きから徐々に大きな動きへと行います。また痛みがある場合は行わないようにしましょう。
オフィスで一息つく時に行ってみてください。