快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
前回は、肋骨や骨盤の動きを感じたりすることで、お腹ひきしめにもつながることをお伝えしました。
その部分に意識を向けることは、最初は難しいかもしれませんが、少しずつ動いている感覚がつかめてくると思います。今回は、立っている時の足の裏を感じてみます。
あなたは毎日、足をほぐしているでしょうか。毎日シューズを履いている足は、その靴の型にはまってきます。
子供の頃、夏休みになるとシューズではなくビーチサンダルを履いてすごしていました。そうすると、9月に学校が始まると、なんと今まで履いていたシューズが小さくなっているのです。
子供なので成長していって当たり前なのですが、毎年のように夏休みにどんどん大きくなっていくのです。日頃はシューズを履いているので一定の型にはまり、そこからあまり成長しないのかもしれないのですが、ビーチサンダルのように解放されると草木のようにどんどん成長したのです。
では、成長が止まった大人になってからはどうでしょうか。
ピッタリサイズのシューズを履いていると、夕方にはむくんできます。そのまま履き続けていると、足の甲あたりは少し丸くなり、ゆびも軽く曲がった状態になっていませんか。
それをほぐさず放っておくと、足の指や足の筋肉の動きが悪くなってきます。
そして、立った時に足の裏で体を支えるにも、アンバランスさがでてくるかもしれません。そのまま立った状態で上の方の関節をみていくと、膝や股関節、骨盤など関節へ無駄に負荷がかかる可能性も出てきます。そのため足の裏もほぐすことをおすすめします。
では足の裏がきちんとフラットになっているところから、足を感じてみます。
太ももの付け根、股関節の下に足がくるように立つ
足の指を軽くのばし、指の付け根から足の指をもちあげる(この時は指の付け根で床を押す)
次は逆に縦のアーチを描くように指と甲を丸める
もう一度指を持ち上げて、そして指と甲を丸めることを行います。
次に足の指をもう一度もちあげ、その指はふわりと床に置く
足の親指の付け根、小指の付け根、かかとの3点に体重をのせる
均等に体重をのせることができたら、足の前方、かかとの方にゆっくり体重をかけていく
また、左右にも体重をかけていく
それができたら、足の前側→右側→かかと→左側の順番に体重をかけ、反対側も行う。
ここまで行うと、かなり足の裏に意識がいくことと思います。
さらには、指の付け根は床につけたまま、親指から1本ずつ指をあげて、小指からさげていくなど・・・。
(足がつりそうな場合はすぐに中止する)
上記のように、丁寧に足と向き合うと自分の足が上手く動かない、片方はよく動くなど様々な気づきもでてきます。
足の裏は自分の体を支える一部でもあります。たくさんの意識と興味を持ってみませんか。
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