共に在り、共によろこび、共に実現する
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健康増進

ひっこむお腹

快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。

前回と前々回のテーマにあげた骨盤と肋骨を動かすということ。あなたは動かすことができましたでしょうか。
実はこの動きが意識できると無防備になっているお腹をグッとひきしめることができるのです。

お客様のなかでお腹以外が細い方がいらっしゃいました。「お昼ご飯を食べてきたら余計にお腹だけボーンと出てしまって何とかならないかしら」とおっしゃるのです。その方は、有酸素運動やヨガなども受けていらっしゃるので運動量はそこそこ得られています。
そこで、姿勢を拝見したところ、かなり骨盤が前に傾き腰が反っていました。またおへそより上の方もポーンと前にででいるので、肋骨も開いている状態です。

そこで、お腹をひきしめるためのポイントでもある姿勢、骨盤の方向、肋骨を動かすということをお伝えしました。

骨盤を起こす
手のひらを下腹と骨盤の後ろにあてる
下腹にあてた手は上方向に、骨盤の後ろにあてた手は下方向に軽く滑らせると同時に前傾になった骨盤を起こす
肋骨は息をはきながら閉じていく

これだけでその方の姿勢もよくなり、お腹もグッと中の方へへこみました。内臓が内側に収まったような状態です。
お腹の筋力はその状態をキープしながら呼吸を続けるだけでもアップします。

その方には、まずはこの姿勢を体に記憶させていただくようお伝えしました。
このような意識だけでもお腹のひきしめにつながってきます。
ちょっとした意識で筋肉も動き、運動になります。つい忘れがちなお腹の意識アップ、この春から行ってみましょう。

ABOUT ME
平田 智子
気がつけば、運動指導が30年以上続いており、自分でもびっくり。その間に怪我も体験し、健康のありがたさを実感しました。水中、陸上の両方で「いつまでも快適に動ける体を!」をモットーに、体づくりをサポートさせていただいています。