快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
前回のブログでは、片付けの時の姿勢でお腹に力を入れることも大切なポイントでした。
そのお腹の力を入れるためには腹筋を意識します。今回は腹筋の意識を高めるための方法をご紹介します。
イメージをする
背骨のS字カーブはそのままで、ワンサイズ小さいファスナー付きのパンツを履く時のイメージをします。下腹をへこましながらファスナーを上げていく。そうするとおへその上の方もへこんで力が入ってきます。
先ほどの「ファスナー付きのパンツ」に加えて、「ベルトを締める」イメージを追加します。お腹の周りにベルトを巻いてギュッと締める感覚を意識すると、よりお腹全体に力が入ります。
特に腰回りまで締める意識を持つと、腹横筋(コルセットのような筋肉)がしっかり働きます。
呼吸と共に腹圧を高める
鼻から息を吸い、お腹をふくらませる(肋骨の下あたりまで意識)
口からゆっくり息を吐きながら、おへそを背骨に引き寄せる
吐くほどにお腹が薄くなり、内側から引き締まる感覚が得られます。
これを片付けの動作に合わせて取り入れると、自然に腹筋を使えるようになります。
基本の姿勢をキープ+お腹をへこませる(立っているときも意識)
壁に背中をつけて立ち、お腹を薄くする
このとき、背骨のS字カーブを崩さないように注意!
そのまま3〜5秒キープしながら呼吸を続ける
片付けの最中に「この感覚を保てているかな?」と意識すると、日常の動きの中で腹筋を使う習慣ができます。
骨盤の動きを意識する
軽く膝を曲げて骨盤を前後に傾ける運動をしてみる
骨盤を前に倒しすぎると反り腰になり、腹筋の力が抜ける。
逆に骨盤を後ろに倒しすぎると猫背になりやすい。
骨盤が前にも後ろにも倒れすぎないところ、また片方だけ上がりすぎてアンバランスにならないようにも意識する
このように、「ファスナーやベルトのイメージ」「呼吸」「姿勢キープ」「骨盤の使い方」を意識すると、よりお腹に力を入れる感覚が強まります!ぜひお試しください。