共に在り、共によろこび、共に実現する
if-planning
健康増進

お腹ひきしめ運動を効果的に行うために

快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。

スポーツクラブでレッスンを受けたり、動画を観ながら運動を行う時に気をつけたいことがあります。それは自分のペースで行うという事。
ついつい、勢いをつけて行うことはありませんか。あわてて動きについていくのに一生懸命になると、怪我を招くときもあります。
また、目的以外の部分に力が入り過ぎ、肝心の部分の運動になっていないこともあります。

お客様で、仰向けで腹筋運動をした後に、首から肩にかけて痛めてしまったという方がいらっしゃいました。
音楽のビートに合わせ、リズミカルに動きながら筋トレーニングを行う内容のレッスンにご参加された時のことです。仰向け腹筋のパートの時に、お腹に意識がいかず、首から肩に力が入ってしまい、後で首から肩にかけ痛くなったそうです。
仰向けで状態を起こす腹筋運動は、音楽に合わせずゆっくりなペースでも、首のあたりに力が入りやすいです。
今回は、ツール(ミニボール)を使って、効果的に行えるお腹ひきしめ運動をご紹介します。

  1. 仰向けになる時に肩甲骨下部のあたりにミニボールが当たるように配置
  2. 膝をたてる
  3. 両手を頭の後ろで組み、耳たぶー肩ー股関節まで一直線に保つ(これがスタート地点)
  4. 息を吐きながら頭を上げ、お腹をへこませる
  5. 肘は斜め45度位に保つ。あごは胸につけず、長い首を意識する。
  6. 4秒かけて上げ、4秒かけてスタート地点に戻す

    (写真参考)


ボールの大きさはMaxより3分の2程度でよいですが、自分でよい大きさに調整します。
頭を上げていくと、徐々にボールの空気が移動し、自然に腰が床に近づきます。(この時は無理に床につけなくてよい)
頭を起こしやすく、可動域も小さく感じますがお腹に力を入れやすくなります。首への負担も少なくてすみます。
いつも私のレッスンでご参加されているお客様の様子から、およそ4秒ずつくらいかけて行うのがベストなようです。落ち着いて行いやすく、またお腹への意識も高まりやすいようです。

せっかく腹筋を頑張ったのに、そこを鍛えられないのはもったいないですよね。ぜひ一度お試しください。

ABOUT ME
平田 智子
気がつけば、運動指導が30年以上続いており、自分でもびっくり。その間に怪我も体験し、健康のありがたさを実感しました。水中、陸上の両方で「いつまでも快適に動ける体を!」をモットーに、体づくりをサポートさせていただいています。