快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
顔のたるみが気になり始めたことはありませんか。50代に入るとやはり顔も大きく変化してきます(気が付かないだけで徐々に、それなりに20代30代・・・と変わっています)
たるんできた、老けた顔になってきた、目元が落ちくぼんできたなど、
そういえば目が小さくなってきたような気もします。
このような顔の変化、実は顔の骨密度の減少が原因かもといわれています。今回は顔の骨密度についてお伝えします。
顔のたるみと女性ホルモンの関係
女性ホルモンであるエストロゲンの減少は、肌を支えるコラーゲンなども減少させます。そうなると肌を薄くしてたるみやシワを引き起こすのです。
それと同時に顔面の骨密度も減少し、骨が萎縮してたるみなどが起こることもあります。
顔面骨密度とは
顔の肌や筋肉を支えている骨の密度のことで、骨密度はエストロゲンの減少で年間約2%減少するといわれています。
太ももの骨や背骨だけでなく、顔の骨も含め全身の骨が減少します。
顔面の骨密度の減少は、脛骨(すねの骨)よりも早い時期で41歳〜60歳で始まります。さらに腰椎よりも下顎骨の方が若年層(20〜40歳)から高年層(61歳〜)への骨密度減少の割合が約10%も大きいことがわかっています。
上記のように顔面骨密度が減少すると、眼窩(眼球が収まっている穴)が大きくなって目が落ちくぼみます。そして、頬骨の高さが減るため頬がたるみ、顎の骨も減るため顔の輪郭がぼんやりしてきます。
女性は閉経直後から女性ホルモンの減少があるため、骨密度が年間約2%減少、50代あたりからグンと顔の変化が目に見えてわかりやすくなるのです。
その予防対策とは
足腰の骨を丈夫にするためにカルシウムやたんぱく質など骨となる食べ物や運動を行うことが欠かせません。顔面骨密度も同じようにバランスの良い食事とプラス、「よく噛む」「しゃべる」などあごの骨を動かすことが重要です。
おしゃべりは女性の方なら得意だと思います。大きく口を動かして歌うこともよいかと思います。また大豆由来成分のエクオールが骨密度減少を抑制するともいわれていますので、その成分を補助するのもよいかと思います。
頭も顔も体も1枚皮で繋がっています。首から下の運動だけに限らず、首から上のエクササイズも心がけたいですね。
〈参考引用 えがお手帖/大塚製薬〉