運動指導者のこれからを応援する、池田扶実子です。
今日のお題は「からだの話」です。あなたは、解剖学は得意ですか?
私が今まで講習してきた中で、”解剖学”と聞くと「難しい」と答える方が非常に多かったです。何となく難しいような”気”がしていませんか?
解剖学とは、骨や筋肉がどの位置にあってどのような働き(動き)があるかを知る学問です。
解剖学だけで身体のことが理解出来るでしょうか?
骨(関節を含む)や筋肉の位置と関わり方を理解したら、次に動作と力の関係が必要になります。
私達は常に重力の中で生活しています。なので、いつも体重を支えながら動いていますよね。なので、バイオメカニクス(生体力学)が必要になります。
難しい言葉を並べましたが、要するに動くとどこかに体重がかかり、それらを支える筋肉や骨に負担がかかる……ということです。人の身体は本当に緻密に繊細に精巧に出来ています。
ですが、関節や骨、それらに関わる軟組織が形を変えると、筋肉にかかる負担が変化し、痛みが生じたり、出来ない動きが生まれてきます。
またあるべき筋肉の量が減ると、骨を守る力が弱まり、骨や関節に負担がかかります。
どちらが先でも、結果は同じ……身体のどこかに問題が生じます。
年齢だけで無く、普段の生活習慣からこのようなことが起きてきます。
だからこそ、運動を指導する上で、解剖学やバイオメカニクスの知識が必要になります。
学び方にも色々とありますが、私は自分の身体を使って検証することが多いです。この筋肉・関節を●●するとどこに力がかかるのか?と言うように、身体で学ぶようにしています。
このように検証すれば、非常に効率的に学ぶことが出来ます。
人の生活習慣は様々で、その生活習慣で作られた身体は千差万別ですよね。姿勢を改善すると言っても、方法は相手次第です。そのためにも、身体の知識が沢山ある指導者と、無い指導者では結果に差が出ます。
特に高齢者になればなるほど、生活習慣の積み重ねが長く、問題点は多くなります。しかし、身体の基本を知っていれば、効率的に進めることが可能になります。
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あとがき
食欲の秋が……目の前に(^_^)v
いいのか?悪いのか?体重が気になりますが……?
お月様も綺麗です。
さぁ、明日もがんばりましょう!