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運動指導

関節可動域と「筋バランス」

運動指導者のこれからを一緒に歩みたい、池田扶実子です。

今回は、トレーニングの基本について一緒に考えましょう。

トレーニングには、3種類あります。

  1. 筋力UP(骨を守り、身体を支える力の向上)
  2. 柔軟性(関節可動域の確保)
  3. 有酸素運動(心肺持久力の向上)

今回の記事では、①と②を考えたいと思います。

お客様でよく見かける例が……「足腰が弱ってきたから、筋トレしよう!」。これが一番多いですよね。

決して悪いことではありません。むしろそのような意識を持って頂くことは、とて大切なことだと思います。

ですが……指導者の立場からすると、筋トレを行う前に「身体のチェック」を行って欲しいです。

  1. 筋バランス
  2. 骨格の配列(アライメント)
  3. 関節のリスクの有無

特に重要なのが「筋肉のバランス」です。

代表的な例を挙げると、「ハムストリングスの柔軟性の欠如」です。ハムストリングスの柔軟性の欠如により、大腿四頭筋の収縮に影響を与えますよね。大腿四頭筋は、大きな筋力を発揮し、身体を支える筋肉として、重要な筋肉です。効率よく効果的にトレーニングを行うのであれば、ハムストリングスの筋の緊張や、柔軟性をチェックし、問題であれば改善する。その後に大腿四頭筋のトレーニングを行うべきではないでしょうか?

このように、拮抗する筋やまわりの筋(群)の状況も踏まえる必要があると思いませんか?

また、筋トレを行う場合に、関節可動域が充分あるか?ないか?によって、刺激できる筋の範囲も変化します。なぜなら、筋肉は関節が動くことで「収縮・伸展」するからです。

関節の可動域が狭いと、それだけ筋肉の動きが小さくなり、筋のフィラメントの滑走率も悪くなります。

また、トレーニング後の「柔軟性の維持」も大切です。筋力が上がってくると、柔軟性が落ちやすいです。故に関節可動域も小さくなり安いです。トレーニングの前・トレーニングで成果が上がってきたときも常に、関節の可動域を維持することが大切です。

なぜなら、健康増進のための筋力トレーニングは、身体を効率よく動かし、骨への負担を和らげるために筋力を上げるからです。

以前、こんなことがありました。

私の友人が、あるところで「加圧トレーニング」を受けていました。私にトレーニングを依頼してきたのですが、当時の私は忙しく、友達だったので、「また今度~」とほったらかしにしていました。

その後、その友人と食事に行く機会があり、友人を見て”ビックリ”。

大胸筋と上腕二頭筋は、恐ろしく大きくなっていたのです。前から見ると「すごいなぁ」と思いましたが……食事中に友人の動きを観察していると、何か不自然……?

腕が後ろに動かなくなっていたんです(゚ロ゚)

「何、これ?」

友人曰く、「かっこいい身体になりたくて……やって貰ったんだけど、動かなくなってきて……どうにかならない?」

笑えない話です(涙)私が指導していればと……後悔遅しです。その後、改善するためのトレーニングを行い、元通りになりました。

筋トレとストレッチングは「表裏一体」です。

力のある筋肉には、充分な柔軟性があってこそ、力を発揮できる!それは部分ではなく、全身のバランスが大切ではないかと、私は考えます。

小さな動きでは、沢山の筋肉や関節は動きませんが、大きな動きは全身の筋肉と関節が連動します。

全身のモビリティを向上させること……筋肉の正常な長さや、強さ(パワー)は、その筋(群)のみを見るのでは無く、全身の筋バランスを考慮することに他ならないのです。

身体を思うように動かせること、そこに痛みも窮屈さもない。私は、これが一番の目的だと思っています。

高齢者や関節組織のリスクをお持ちの方には、また別の視点で留意が必要になります。その話はまた今度……。

あなたの考えはどうですか?

是非、ご意見をお聞かせください。(お問い合わせからどうぞ(^^)/)

あとがき

やや秋めいてきたかな?と思いきや……まだまだ暑い日々。今年は過去128年の中で暑い日が一番長いそうです。

体調管理を怠りなく、お互いにがんばりましょう。

次回の無料セミナーは10月24日(火)21時~22時の予定で進めています。今は内容を考慮中です。参加者募集は、メルマガ、このサイトもしくはFacebookグループでのお知らせになります。

また是非、ご参加下さいね。

ではまた~(^^)/

ABOUT ME
池田 扶実子
運動指導者でありながら、身体を動かすことよりも考えることが好き。やりたいことを形にすることが大好き。 運動指導者として35年以上・教育者として30年、ここまでがむしゃらにやってきました。 仕事を終えるその日まで、指導者の働き方改革と人々の健康を発信し、応援し続けます。