快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
前回お伝えしている背中をほぐすと少し楽になりましたでしょうか。体は全てつながっているため、背中をほぐすと腰周辺も少し楽になったということがあります。その背中の骨、背骨は骨盤とつながっており、骨盤と脚はつながっています。
今回は股関節をほぐすことをお伝えします。
太ももの骨の付け根は骨盤のくぼみにはまっており、前後、左右、回すなど自在に動かすことができます。
太ももから骨盤や背骨にまでつながる筋肉もあり、座っているだけで常に収縮している状態の筋肉もあります。そのため仰向けになり手をバンザイにして大きく伸びをすると太ももの付け根あたりもよく伸び、気持ちがよいということになるのです。
また、股関節周辺は大きな血管やリンパ節・リンパ管も集中しているため、股関節をほぐすと流れが促進され、筋肉の動きもスムーズになります。ちょっとブレイクタイムとして股関節をほぐしてみましょう。
仰向けになる
・両手をバンザイして、上下に手足を伸ばし大きく伸びをする
・足首を両足が同時に反対方向を向くように内側と外側へ動かす。また、同時に両足首を同じ方向へ動かす
(この時は、足首を動かすのですが、つながって太ももの付け根が動くのを意識して感じてみる)
・脚を天井の方へ持ち上げ、膝は曲がっていてよいので足をブラブラとゆする。ふくらはぎから足首へ向かって力をぬく
ふくらはぎの筋肉を利用して、骨盤内への血流を促す。
座る
・両足の裏を合わせて座り、両手で足を持ち、膝を上下にパタパタと動かす。蝶が羽をパタパタさせているようなイメージで行う。
(力を入れ過ぎないように注意するのと、膝が痛いかたは無理に行わない)
・両足の裏を合わせて座り、両手で足を持つ。骨盤をまっすぐ立てるように体をおこし、左右に骨盤をゆらす。小さな振りから少しずつ大きくしていく。
運動している時も日常生活の中でも、体の様々な部分を使っています。座っている時、立っている時、歩いている時など股関節もよく使っていますよね。気がついたら股関節もほぐしてみてみましょう。
<参考 骨盤ナビ>