快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
旅は心も体もリフレッシュできるよい機会です。2回に渡り旅が体にもたらす良いことをお伝えしました。今回はその続きです。
立教大学現代心理学部心理学科教授の小口孝司氏によると、メンタルツーリズム(心や体を癒す旅)で精神的健康を高める、ポジティブツーリズム(心を伸ばす旅)で幸福感や能力を高める、あと旅行によって旧友との親交を深めたり、家族との絆を確認したりするコンファーミングツーリズム(絆と意義の確認)と名付けて、旅が生活にどのような効果をもたらすのか、上手く生活に取り入れたらよいのかなど研究されているそうです。
この3つのツーリズムは、若い時は能力を伸ばすポジティブツーリズム、その後は仕事のストレスから解放されるためのメンタルヘルスツーリズムを求める傾向が高くなるそうです。しかし、年を重ねてもアクティブにポジティブツーリズムを続ける方、また旅行は癒しの時間という方もいらっしゃいます。
3つのツーリズムを、心身の状態や旅に寄せる期待などを上手く使い分けていくことで旅上手になれそうです。
そして、その旅行を120%楽しむためには、次にあげることが必要になってきます。
適度な休憩、夏場などは熱中症対策、旅行前の健康管理。
また同じ場所へ何度も行くとなると、勝手もわかり準備や心構えも余裕が出てきますが、初めての場所となると多少なりとも緊張(どのように過ごすのか、必要な持ち物は?、スケジュールの考慮など)もします。そのような時は事前の下調べが大いに役立ちます。
また2名以上で行く場合は気持ちよく旅ができるように協調性も必要になります。
行くならば良い旅にできるよう心がけたいですね。
私も時々旅へ出ますが、改めてこのように文章にしてみると、心と体への効果を期待して200%楽しめそうです。
とにかく元気に動ける体で旅をしたいものです。旅を大いに楽しむための体力づくりの励みにもなるとうれしいです。
〈参考引用 くらし+one/大塚製薬〉