快適に過ごせる体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
春から初夏を思わせるような気候に入りました。外のカフェで過ごす方も多く見受けられます。そのカフェにて職業柄どうしても気になる点がありました。
気になった点、それは骨盤の状態です。
どのような骨盤の状態かというと、骨盤が後ろに傾き、腰も背中も丸くなっている状態の方が多いのです。
以前の記事でも書きましたが、骨盤が後ろに傾く(後傾)と背骨も丸くなります。骨盤が前に傾く(前傾)と背骨は反ります。
骨盤が後傾のままだと背骨は丸く、さらに頭が前にでます。首への負担も大きくなり、肩こりや眼精疲労、腰痛などを引き起こすかもしれません。
しかし、その骨盤は起こすことで正しい姿勢につながるのです。
わかっちゃいるけど「つい丸くなってしまう」、「骨盤がしっかり起こせているのかどうかがわからない」というあなたへ。
骨盤を起こす簡単なコツをお伝えします。
イスに座り手の指をお尻の下におきます。(手のひらは上下どちらでもよい)
この場合、座面がクッション性のあるものなど少し柔らかいイスの方がおススメ。木製や硬い場合は手が痛くなる場合があります。また手を痛めてる場合は行わない。
そして、指に骨があたるのを確認します。その骨は坐骨(ざこつ)といいます。
準備ができたら、恥骨をほんの少し前と後ろへ動かしてみます。坐骨の先端部分がゴリゴリと動くのがわかると思います。
その坐骨の先端部分の面が真下を向いたところが、ちょうと骨盤が程良く起きている状態です。
その骨盤の状態を保ち、手をお尻の下から抜きます。
そこから背筋を伸ばした延長線状に頭をおき前方を見ます。そうすると背筋も伸びて正しい姿勢となります。
この方法は大きなボールに座って行うことで、よりわかりやすくなります。大きなボールをお持ちであれば、ぜひボールに乗ってお試しください。
座りすぎから姿勢のくずれも起きやすく、筋肉や骨への負担も起きてきます。
ふとした瞬間、自分の姿勢に意識を傾けてみてください。もし、腰が丸くなっいたら、骨盤を起こして背筋を伸ばしてみましょう。