運動指導者の働き方改革を推進する、池田扶実子です。
今日は運動中の血液循環……について書く予定でしたが、色々と文献を見たり、エビデンスを確認していたら、父のこと(高齢者の体の変化)を振り返りました。
なので今日は、気づいたことをつぶやいてみます。
私もあなたも、高齢になると全ての機能が低下していくことは知っています。
では、どのように?
部分的には理解していても、包括的に理解できていない、知らないことが数多くあると、私は思っています。
もちろん医師ではないので、判断や診断は出来ません。なので、医師に相談したり、アドバイスを貰うように努めています。
今振り返ると、父は亡くなる2~3ヶ月前からよく立ちくらみのような、めまいをよく起こしていました。医師に診て貰うと「血圧が低いのと、お父さんの身長が高いので起きている」と言われました。
色々な文献を調べていたところ、高齢になれば血液量が下がる……脱水がかなりひどかったのかな?と思います。
その症状が頻繁に出た頃に、しっかりと原因を突き止めて治療していたら……と、また後悔……後悔は尽きません。この後悔をしないように、仕事に活かせば良いとも思います。
昨日は有料スクールがあり、いつものように高齢者の方々が参加されました。その参加者の中に、椎間狭窄症の方がいます。その方から「歩けない、歩くと腰が痛くて……なのでしばらくお休みします」と言われました。
すでに一度、手術をされていて二度目の手術を考えていると言うお話しでした。医師は二度目の手術には反対だそうで、迷っているとも話されていました。休む前に私や、スクールの参加者の皆さんに挨拶したかったとも、話されていました。
私のスクールは、もう7年近く続けている高齢者のクラスで、参加者の状態を見て、やることを都度変えたりもします。主としては、筋膜リリースと動的・静的ストレッチングを組み合わせて、関節を動かしやすくしたり、普段使わない筋肉にフォーカスして動かしたりしています。
昨日は、余りにその方の歩き方が気になったこと、普段来ている割と元気な方が欠席だったことで、背面や股関節周りに集中してほぐすように進めました。また、しばらくお目にかかれないので、身体の話やこの夏の過ごし方の注意など、楽しくお話しするようにしました。
終わってから、その方がまた私の所に来て「このクラスだけは、終わったら気持ちがいい。身体が軽くなるから、スクールだけ続けようかな」と……。
私は医師ではないので、身体に起きていることは、分かりませんが、気分は良くなったんだと感じました。
あくまでも私の考えですが、医師が手術を勧めないことを併せて……気候や日常の過ごし方、そしてメンタル面でも今はキツい時期なのかな?と思いました。
医師は、運動を休みなさいと言ってはいないとのこと。気持ちが身体に表れることもあるのでは無いかと思います。
うちの父も、やることがある時には、声も上向きで楽しそうでした。雨の日、外に出られない日は何となく元気がなくて……。
毎日、公園に歩きに行くことが日課の父でした。なので雨の日・暑くて出歩けない日は、歩けなくなる・身体が弱ると、私に文句を言う父でした。
高齢になればなるほど、自分の身体に敏感です。以前の記事にも書きましたが、痛みやつらさは頭で理解できても、感じることは出来ません。
私はそんな方々に、楽しくなる話ややってみようと思う話を沢山行います。それは何故か?気持ちを前向きに「やる気」を起こして欲しいからです。
でも……父には「仕方ないやん、雨やもん」「暑いから、出ていったらあかんよ」と……後悔しきりです。
お客様には言えることが、自分の親となると言えませんでした。
私の経験では、高齢になればなるほど「メンタル面」は重要です。あなたには、私が今感じている後悔をして欲しくない!そんな気持ちで、今日はつぶやきました。
後書き
7月が始まりましたね。
今年は空梅雨で、長い夏……しかも極暑(汗)の様相です。私達も体調管理を怠らずに、この夏を乗り切りましょう。
来週の私の記事は、循環器のことなどを中心に書く予定です。