共に在り、共によろこび、共に実現する
if-planning
働き方改革

あなた独自のプログラムはありますか?

運動指導者の働き方改革を推進する、池田扶実子です。

今後のコロナ禍の推移と業界の変化を見通しながら、「次に何を行うべきか?」を考えてみました。

一番には、スポーツクラブだけに偏らない働き方だと感じています。スポーツクラブからギャランティーを貰う働き方以外の収入源を作る必要があると思います。

では、スポーツクラブ以外の仕事場とは、どこを思い浮かべますか?

公共施設でのレッスンや健康セミナーの開設、スポーツクラブでの従来のレッスン以外に、有料スクールなどがあります。また加えて、オンラインでのレッスンやセミナーがあります。

報酬の全てがスポーツクラブだと、今回のコロナ禍のような非常事態には、収入が不安定な状態が続きます。

働き方を変えればいい?

そうですが、それよりも大事なことがあります。それは、仕事を貰うためのあなた独自の武器を持っているかどうかです。

独自の武器とは、オリジナルプログラムのことです。

新たな仕事場を見つけるとなれば、あなたがオリジナルプログラムを持っているかいないかは、重要なポイントです。

それは、あなたにしか出来ないプログラムという付加価値がつくからです。付加価値が付くことによって、新たな仕事を獲得しやすくなります。

だからこそ、あなたはあなた独自(オリジナル)の武器を持つ必要があります。

どんなものがオリジナルになるのか?

例えば、公共施設を相手に、レッスンの売り込みをするとしましょう。あなたが出来ることは、エアロビクスとレジスタンス運動だと仮定します。

施設に対して「初心者のエアロビクス」として売る場合と、「動けない人のためのエアロビクス」として売る場合とでは、どちらが集客できるのでしょうか?

運動経験の無い方々は、「初心者のエアロビクス」と「動けない人のためのエアロビクス」では、どちらの名前のレッスンを受けたくなるでしょうか?

また、あなたがプログラム構成を考えるときに、注意深く考えるのはどちらでしょうか?

「初心者のエアロビクス」から連想できることは、比較的簡単に動けるもので構成され、進行も緩やかなものでしょう。「簡単で動きやすいもので構成すれば良いかな?」と思いませんでしたか?

では、「動けない人のためのエアロビクス」では、どうでしょうか?

先ほどの「初心者の……」に比べて、「もう一段動きを優しく、強度とは別に先ず動けるもので構成し、指導も丁寧に行わなきゃ?」と、先のものに比べると、ひと工夫しなければいけないと思いませんでしたか?

この差が、既存なものとオリジナルの違いです。

「えっ、そんなことで良いの?」と思いませんでしたか?

「○○エクササイズ」「○○できるエアロビクス」など特化した時点で、それはあなたのオリジナルプログラムだと受け取られます。

先に挙げた2つのエアロビクスの内容が同じであっても、受けた方は「動けない人の……」をオリジナルだと思うでしょう。なぜなら、そのような名前のエアロビクスを見たことがないからです。もし同一施設で、同じ名前のプログラムがある場合は別です。

名前だけでは本当のオリジナルにはなりません

名前が特化されたものであっても、内容が伴わなければ、顧客は継続してくれません。

言い換えれば、名前に惹かれて受けたとしても後が続きません。そこで、結果を出すための構成とエビデンスが必要です。

どのエビデンスを使いエクササイズにすれば良いのかを、オリジナルプログラムとして成立させるには、科学的根拠や論理的根拠、そしてあなたの経験が必要です。

ケーススタディとエビデンス

ここで気をつけたいことがあります。それは、”経験に基づく根拠”は科学的根拠や論理的根拠になるとは言えません。

「そういうこともありました」ということであって、「そうなります」ということではないからです。

私が参加したある指導者のクラスで、「私の経験では、これを行った方はこうなりました。あなたもがんばりましょう」と伝えていました。

これは、経験を根拠にしています。そのような結果を得たこともあるでしょうが、あくまでもその方の場合に限ったことだと言えます。

明確な科学的根拠や論理的根拠がない場合は、「こうなります」とは言えません。

プロの指導者として、先ずは科学的根拠や論理的根拠、その次に経験が重要です。

あなたの顧客となる”相手”は誰ですか?

あなたのオリジナルプログラムを受けたいと思う人は、どんな人でしょうか?

それは、あなたのオリジナルプログラムに興味を示す人たちのことです。

興味を示す人は、あなたが指導を得意とする人ですか?

普段から高齢者を指導し、その人たちの指導が得意だと感じるなら、相手は高齢者にした方がより内容の高いものを提供できるでしょう。

最後に

オリジナルプログラムは、顧客にとって、あなたにしか出来ない唯一無二のプログラムだと認識して貰いましょう。そのためには、質の高いプログラムを構築する必要があります。

2月23日(水・祝日)に、オリジナルプログラム作成の”極意”をお伝えする講座を開きます。

この講座で、あなた独自(オリジナル)の武器を手に入れ、リアルでもオンラインでも、あなたの働く場所を増やしませんか?

オリジナルプログラムを作りたい方や、どんなものか深く知りたい方は、講座詳細ページを覗いて見てくださいね。

ABOUT ME
池田 扶実子
運動指導者でありながら、身体を動かすことよりも考えることが好き。やりたいことを形にすることが大好き。 運動指導者として35年以上・教育者として30年、ここまでがむしゃらにやってきました。 仕事を終えるその日まで、指導者の働き方改革と人々の健康を発信し、応援し続けます。