高齢者指導

後期高齢者の運動指導③「ポジションの重要性」

運動指導者の働き方改革を推進する、池田扶実子です。

今日は、ストレッチングやヨガなど静止するエクササイズにおける「ポジション」を考えてみたいと思います。あくまでも高齢者(主として後期高齢者)を対象にした場合の話です。

静止する場合は、前回の記事(読んでいない方はコチラ)にも書きましたが、どこに重心があって、どこで身体を支えているのか?が非常に重要です。

何故か?

高齢者で、良い姿勢・リスクのない方は皆無に等しいからです。

特に「骨粗鬆症」の方の場合は、ポジションひとつ間違えると、”圧迫骨折”が起きる可能性があるからです。

ストレッチングで代表的な方法は(テキストなどに参照されている例)、たいていの場合、健康でどこにも問題が無い人が行う場合の例です。

ヨガは「ポーズ」をとることが目的となるため、高齢者の参加がある場合は、参加者のスクリーニングで姿勢不良の方々の状況を確認し、行うポーズの選択と配慮が必要になります。

どちらにしても、”静止するポジション”に対して、問題のある人はいないのか?を確認すべきです。

確認してそのような方がいれば、そのポーズを他のものに変更するか、もしくはその方に対して、直接アドバイスをする……フォローもしくは、そのポーズのみ行わせないという選択もあります。

よく聞こえてくるのが、「無理しないで下さいね」の一言!

確かに無理はしないで欲しいです。しかし、高齢者の方々は”やらねばならぬ”という思いの強い方が多くないでしょうか?

だからこそ、最初から無理をしなくても良い、エクササイズの選択が必要です。

立つ・座る・寝るという体位の中で、難しいのが”座る・寝る”です。特に仰臥位(仰向け)は、首の状態を観察し、顎の上がり具合が強い場合は、その体位を止めるか、頭部に何かで、高さ調節を施すことが必要になります。

高齢の方々は、座る・寝るという体位は”楽だ”と捉えがちですが、危険性が潜んでいますので、指導は慎重に行うべきです。

また、股関節の開脚時……左右に大きく足を開かせるときは、膝の位置・膝の向き・膝の角度の確認が必要になります。

よく見受けられるのが、足部の位置よりも膝が内側にあるような状態だと、開きすぎです。また、股関節と膝関節の屈曲角度も注意が必要ですね。

座り姿勢で、「お腹を引き上げて……」という声がけもよく耳にしますが……座ると骨盤が後傾するからだと推察しますが、座り姿勢のほうが立ち姿勢よりも大きく反りやすいので、注意が必要です。

このように「ポジション」はすごく重要なポイントです。

明日からの指導に是非活かして頂けたら、嬉しいです。

後書き……

うちの平田さん・新城さんに私の記事についての意見を求めました。
すると、「池田節」でぶった切り記事も面白いのでは?と言われてしまいました。

私としては、かなりぶった切っているように思っているのですが……(笑)刺激が欲しいのでしょうか?それとも、関西人だからか?

あなたも聞きたい・知りたい事柄などありましたら、是非問い合わせメール、もしくはインスタ・Facebookまでご意見を送って下さいね。

梅雨時は、なかなか気合いが入らない日も多いですが…………頑張っていきましょう!

ABOUT ME
池田 扶実子
運動指導者でありながら、身体を動かすことよりも考えることが好き。やりたいことを形にすることが大好き。 運動指導者として35年以上・教育者として30年、ここまでがむしゃらにやってきました。 仕事を終えるその日まで、指導者の働き方改革と人々の健康を発信し、応援し続けます。