快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
あなたは毎日の生活の中で、仕事や家事、またご家族のために時間を多く使っていることと思います。
そうなると自分のための時間が少なくなり、疲れて就寝。そして目が覚めたらまた仕事や家事に忙しい日を送るという繰り返し。
気がつけば、肩がものすごく凝っている、腰が何となくだるい、贅肉がついた、体力が落ちたなどという声をお聞きした事があります。
忙しい中でも、日々の生活の流れでできる運動をここではご紹介しています。
今回は、「背骨を動かす」です。
座っている、または立っているなど体を起こしている時に、背骨に付いている筋肉は重力にあらがって体を支えようとかなりがんばっています。そのままストレッチもせず放っておくと背骨の周りの筋肉が硬くなりこわばります。腰痛なども引き起こす可能性も高くなってきます。
また自律神経とも繋がっているので、内臓とも関係します。
背骨の動きがよいと肋骨の動きも良くなり、呼吸もしやすくなります。呼吸は自律神経と関係があり、興奮気味になると交感神経は優位で息は上がり、まったり落ち着いてくると副交感神経が優位で呼吸もゆったりしています。この自立神経をうまく働かせるためにも、背骨を気持ちよく動かしてみましょう。
※痛みがある場合は行わない
1.四つばいになり、おへそで8の字を描くように、背骨を左右にクネクネと動かす。自然な呼吸で行う。
2.四つばいになり、息を吸いながら、吸う息で背筋を伸ばし、吐きながら背中と腰を丸める。
3.仰向けになり、膝を立て膝の角度は90度よりかかとをややお尻側に引く
。骨盤は床と水平にする。
息を吸い、吐きながら腰をマットに付けて、尾骨から背骨を持ち上げる。
息を吸い、吐きながら背骨を1つずつ動かしながら床まで下げる。
肩甲骨が浮かない程度のところまで上下させます。
3種類の背骨を動かす動作をお伝えしましたが、1から順番にしていくことをオススメします。
しなやかな背骨は快適に動ける体にもつながります。