ステップエクササイズで明日の元気をチャージするインストラクターの新城めぐみです。運動の効果としてよく登場する『心肺持久力』。今日は、この心肺持久力に注目したいと思います。
心肺持久力とは心臓や肺の機能により身体を長時間にわたり活動させる事が出来る力のことです。心肺持久力は、筋持久力・瞬発力・敏捷性・平衡性・柔軟性・調整力とともに基本的運動能力の構成要素とされています
【疲れづらい身体つくり】
心肺持久力を高めると肺や心臓の動きが強化されます。呼吸筋が発達し、心拍出量が増えてより多くの酸素が血流を通して循環します。また、骨格筋の毛細血管が発達して筋繊維への血流量が多くなります。このように、酸素を取り込んで全身に運搬する能力が高まることで長時間のエネルギー供給が可能となります。
このように体力が増え、身体が疲れにくくなります。また、仕事中も集中力が持続できたり、続けて身体を動かすことが出来るようになり、脂肪燃焼効果も高まりダイエットにも効果期待できます。
【健康維持】
いくるかの研究では、心血管系疾患の羅漢率や死亡率、糖尿病の発症リスクが低い、という結果が出ています。また、持久力が高い高齢者ほど認知機能が高いという結果も出ています。心肺持久力を高めることは生活習慣病や認知症の予防にもつながり健康的な身体を維持する事にも繋がります。
ステップエクササイズは、このような心肺持久力を高める運動に大変適している運動です。室内の限られたスペースで自分のペースで続けられます。ステップ台がなくてもちょっとした段差や家の階段を使って昇り降りすることから始められてもよいと思います。身の回りの『段差』を利用して健康的な身体づくりをはじめてみませんか。