快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
前回は、たくさん荷物を持っているがために姿勢が悪くなってしまっていることについて触れました。
そして姿勢を正しく保つことはこのブログでもよくお伝えしています。
運動をするにしても、日常生活を送るにしても正しい姿勢に越したことはありません。
この正しい姿勢を保つのに大切な足についてお伝えします。
立った時に足裏(前側、後ろ側、右側、左側)のどの部分に、体重がのっているでしょうか。
そして、足指はどのような状態でしょうか。
丸く曲がり猫のような足先になっている、伸びている、伸びてしっかり床をとらえているなど。靴を履いている時とはだしの時とは、少し変わるかもしれません。
しかし、きっと靴を履いている時やはだしの時も同じ指の状態ではないでしょうか。この足指でしっかりと床をつかむことができると、足を踏ん張んばることができます。踏ん張ることで、体をしっかりと支えることができます。
では、踏ん張る前に足裏に均等に体重をのせるところから始めましょう。
- 立った時に、体を前後に小さく揺らす。さらに揺れを小さくし、ちょうど前後の真ん中で止める。
- 足裏4点(親指の付け根・かかとの内側・小指の付け根・かかとの外側)に体重をのせる。
- 指の付け根を床に押すようにし、足指を床からもちあげ、また床に戻す。その時に床をつかむようにする。
床を押すと同時に背筋を上にグッと伸ばしやすくなります。ただし、この時に使う筋肉の動きが悪いと、足指も持ち上げにくく、また床をつかみにくいです。
そこでこの足の甲からすねにつながる筋肉を伸ばして、動かしやすくします。
- イスに座り、座布団やマットの上に足指をまるめて足首を伸ばす。
- 足首からすねまでまっすぐのばし、小指側に倒れないように気をつける。
かたい場合は、いきなり足首からすねまでまっすぐには伸びないかもしれません。5秒でも10秒でもよいので、まずは少しずつのばしていきましょう。
足がつりそうな場合は休憩をしてください。
ストレッチで足の甲からすねにかけての動きがよくなれば、足指も動きがよくなり、足のふんばりもきかせやすくなるでしょう。
続けておためしください。
そして、よい姿勢につなげましょう。