共に在り、共によろこび、共に実現する
if-planning
健康増進

知っておきたいロコモティブシンドロームのこと

快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。

時が過ぎていく中で、その都度、体に対して思うことがありませんか。
「体力が落ちた」「疲れがとれにくくなった」など。今私は50代ですが、20代、30代、40代の時にも多々思う時がありました。
加齢と共に運動の機能が低下していくものですが、怪我や病気の場合などを除けば少しずつでも運動を行うことで機能の低下を遅らせる事ができます。
そのためには、自分の体の事を知ることは大切です。
今回はそれらに関係する「ロコモティブシンドローム」についてお伝えします。

ロコモ(ロコモティブシンドローム)とは、関節や骨の病気や加齢による筋力の低下により、運動機能が衰えて「立つ」「歩く」といった日常生活での簡単な動作が困難になり、介護が必要となる可能性が高くなる状態のことをいいます。
若いから大丈夫と思っていると、思っている以上に運動機能が衰えている場合もあります。40代からその兆候が見られる方もいらっしゃるようです。

ロコモの原因
運動器自体の疾患(膝の関節の障害である変形性膝関節症、骨自体がもろくなる骨粗しょう症、背骨の変形による神経圧迫が起こる変形性腰椎症など)によるものと、加齢にともなう筋肉の衰えによって起きる運動器の機能低下によるものがあります。

ロコチェック
次の項目で兆候がないかチェックできます。

片脚立ちで靴下がはけない
家の中でつまずいたりすべったりする
階段をあがるのに手すりが必要
家のやや重い仕事が困難
2kg程度の買い物をして持ち帰るのが困難
15分くらい続けて歩くことができない
横断歩道を青信号で渡りきれない

7つのチェック項目に1つでも当てはまっていたら要注意です。
すぐ何かしら運動を始めて運動器の衰えを防ぎましょう。

上記のチェックはこの先、目安にしていただき、筋力の衰えを抑え、ロコモを予防しましょう

筋力がとても弱い方の予防としての運動として特に脚を動かすこと。
イスに座り机に手をついて立ち座りの動作を繰り返す、
転倒しないように手すりなどをつかみ、目を開けて片脚で立つトレーニング。左右の脚を交代して各1分間ずつ、1日3回。脚の高さは少し上げてみて立てるかどうかを確認して行います。

無理のない範囲で、コツコツと。
チェックが入らなかった方は、すでに運動をされているか、何かしらよく体を動かされているのだと思います。
人生100年時代。ロコモのことも頭に入れておいていただき、運動を行う目安にもしていただければと思います。

<参考・引用 健康手帳>

ABOUT ME
平田 智子
気がつけば、運動指導が30年以上続いており、自分でもびっくり。その間に怪我も体験し、健康のありがたさを実感しました。水中、陸上の両方で「いつまでも快適に動ける体を!」をモットーに、体づくりをサポートさせていただいています。