快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
3月に入りまだ寒さはあるものの、一気に春めいてきたように感じます。
衣服の入れ替えや部屋の模様替えをする方も多くいらっしゃると思います。
さて、その片付けの後に「腰を痛めた」「腕をあげにくい」など不調を耳にすることがあります。
思っている以上に体を動かしていたために、筋肉痛がおきたり関節に負担がかかったと思われます。
重いものを持つには、日頃からある程度負荷をかけてのトレーニングが役に立ちます。
関節への負担を減らすには、機能的に体を動かすことでも予防できます。
今回は、その機能的に動く例として、床にある物を取る時に気をつける事をお伝えします。
- まず体幹はいつもの正しい姿勢をキープします。
耳たぶ-肩-股関節を一直線にして、側面から見て背骨がS字カーブを描くようにします。 - お腹に力を入れてその姿勢をキープする
- そのまま腰を落とし、片膝をつき、物を持ったら正しい姿勢をキープしたまま立ち上がる。
例えば、お米10キロぐらいのような重いものを持ち上げる時は、①②は同じで、足は腰幅よりやや広めに立つ。
そこから姿勢をキープしながら腰を落とす。
なるべく体に近いところで荷物を両手で下から持ち、お腹と脚の力を使って持ち上げる。
軽いもの、重いものどちらにせよポイントは腰から曲げず、なるでけ正しい姿勢をキープする事です。
腰を曲げると腰の骨の関節に負担が生じます。また、腹筋と脚の力を意識して使うことです。
重い荷物の場合は、なるだけ体幹に近い部分、または体幹に付けて持つようにする事で腰や肩、肘など様々な関節への負担を減らすことができます。
このような場面でも、正しい姿勢やお腹の力が大活躍します。
日頃から意識してみましょう。