快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
前回は、笑う事で体によいホルモンが分泌されストレスがやわらぐ事をお伝えしました。今回は笑うことで体に対して期待できる事をお伝えします。
脳の活性化
脳はストレスを感じると緊張状態になり、酸素が不足し働きが鈍くなります。笑っている時は脳がリラックスしたくさんの酸素を取り込む事ができ、脳細胞に酸素が供給され活性化へとつながります。
血行促進
大笑いすると、たくさん息を吐いたり吸ったりし、深い呼吸と同じような状態になります。そうすると体内に酸素をたくさん取り込むことができ、新陳代謝にもつながります。
自律神経が整う
日中の活動的な時は交感神経が優位に、リラックスしている時や夜間は副交感神経が優位になります。しかし、過剰なストレスや生活のリズムが崩れると交感神経ばかりが優位に立ち興奮状態が続きます。そうなると血圧や脈拍の上昇にもつながります。
笑うことで副交感神経が優位に立ち心身共にリラックスしてきます。
乱れた自律神経も整ってくるということで、心と体が安定してきます。
筋力アップ
笑う事で様々な筋肉が動きます。体を支えたり出ているお腹をひきしめるのにも役立つ腹筋や、それと共に呼吸にもかかわる横隔膜や肋間筋など。また顔の表情筋も使うので、硬くなった顔の筋肉もほぐれそうです。筋肉を使うと酸素の消費量も多くなるので内臓の動きも活発になり、また笑う事でお腹もひきしまるとなるとうれしい事です。
上記のように確認していくと、大笑いした後、リラックス感が得られていた事に納得します。
このように笑いは体にとってよい影響力があり、医療現場でも、糖尿病患者の血糖値の低下、リウマチ患者の痛みの軽減、高血圧予防、脳梗塞・心筋梗塞予防など、さまざまな効果に期待が寄せられているということです。
知人は、あえてお笑いの定番「吉本新喜劇」のDVDを観てストレスを解消しています。ストレスの解消の方法は人それぞれですが、笑う事もかなりストレス発散できそうです。
1日1笑いの次は、5笑い、10笑いと、大笑いしたいですね。
<参考・引用 かいごガーデン>