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健康増進

歯の健康も大切

快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。

不思議なもので、健康に気を使っていても体調を崩す、それとは逆に不摂生な生活を送っているにもかかわらず風邪一つひかないということが、周りの知人の間で起こっています。しかし、人生100年時代ですので、できるだけ健康に過ごすために、できることはしておくのがよいと思います。
以前にもお伝えしたことがあるのですが、今回は歯の健康についてお伝えします。

「自分の歯で噛んで食べる」ことは、とても幸せなことと思います。食べ物は美味しく食べたいですよね。歯が悪くなると噛むことができず、食べる物も限定されてきます。そうすると食べる楽しみが減り、心に影を落とします。祖母や母が入れ歯をしていたのですが、なかなか口に合わず、痛そうで不憫だなと思っていました。

まずは、自分の歯を残すことを目指していきます。厚労省によると、80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという「8020(はちまるにいまる)運動」は着々と成果を挙げているようです。8020を達成した人の割合い(8020達成者は75歳以上85歳未満の数値から推計)が令和4年の調査では、51.6%と増加しています。

そもそも歯を失う原因の3分の2が歯周病とむし歯です。歯周病は歯と歯肉から徐々にダメージを与えて、歯を支える組織を壊します。痛みなどの自覚症状がないため気づくのが遅くなり、手遅れとなることが多いようです。
歯を失う理由
う蝕(むし歯)29.2%
歯周病37.1%
破折17.8%
矯正1.9%
埋伏歯5.0%
その他7.6%

歯周病対策として歯垢がつかないように、毎日の歯磨きや定期的な歯のおそうじ(歯石除去)がよいとされています。
自分でのケアは、歯ブラシで歯磨き、デンタルフロスや歯間ブラシにて丁寧にそうじしていきます。歯ブラシもヘッドが小さめのものがおススメです。また鉛筆を持つときのように歯ブラシを持ち、力をかけないように気をつけます。
いくら先端が極細の歯ブラシだとしても、歯と歯茎の間の奥の方の歯垢は落ちないそうです。だから定期的に専門家に取り除いてもらう必要があるのです。

歯と口を守る生活習慣
生活リズムを整える
歯磨きは毎食後プラス寝る前に
歯磨きは正しく丁寧に
噛み癖などにも注意
免疫力をつける
歯と口を守る定期検診、かかりつけ医を持つ

私は定期的に歯科に通い、歯をチェックしていただいています。歯茎のマッサージもしてもらったことがありますが、とても気持ちよかったです。歯茎も血流が良いに越したことはありません。
また噛み癖ですが、普段から歯を噛み締めないように気をつけています。かなりの圧が歯や骨に加わり、歯と歯茎へダメージを及ぼします。また顎関節症も引き起こす可能性があります。
歯科医では、噛み合わせやむし歯もチェックしてもらえるので、早めに治療に入ることができています。少しでも多く歯を残すために、専門家による定期的なケアもおススメします。さて今夜も歯磨きは念入りにしましょう。

〈参考引用 健康手帳/健康体力づくり事業財団〉

ABOUT ME
平田 智子
気がつけば、運動指導が30年以上続いており、自分でもびっくり。その間に怪我も体験し、健康のありがたさを実感しました。水中、陸上の両方で「いつまでも快適に動ける体を!」をモットーに、体づくりをサポートさせていただいています。