快適に動ける体づくりのお手伝いをする平田智子です。
「夕方になると足がパンパンになる」「靴下のあとがくっきり残る」そんな時に考えられるのが むくみ です。今回は、そのむくみについてお伝えします。
むくみってどんな状態?
私たちの体の中では、血液が「酸素や栄養」を運び、いらなくなった「水分や老廃物」を回収しています。
でも長い時間じっと立ったり、座ったりしていると、足の血液や水分が心臓に戻りにくくなります。すると、足の皮ふや筋肉のすきまに水分がたまってしまうのです。それが「むくみ」の正体です。
例えるなら、水風船に水を入れすぎてパンパンになったような感じ。そのため足が重く、だるく感じるのです。
どうして足首を動かすといいの?
足首を動かすと、ふくらはぎの筋肉がぎゅっと縮んだり、ゆるんだりします。これがちょうど ポンプのように血液を押し上げる働き をしてくれるのです。
だから横になったままでも足首を動かすだけで「血流アップ → むくみ予防」につながるのです。
足首運動の行い方(横になったままでOK)
つま先を上下に動かす
①仰向けに寝たまま、つま先を「自分の方へ」引き寄せる
②次に「向こう側へ」伸ばす
③ゆっくり10〜20回くり返す
足にたまった水分を、心臓へ送り返すイメージです。
つま先を内側・外側に倒す
①両足をそろえたまま、つま先を「内側」へ倒す
②次に「外側」へ開くように動かす
③5〜10回くり返す
足首まわりがほぐれて、血流がさらにスムーズになります。
※膝は伸ばしても、曲げても大丈夫!
膝を伸ばすと → ふくらはぎがよく動いて効果期待大
膝を曲げると → リラックスしやすく続けやすい
どちらも正解。自分がラクな姿勢で行ってみてください。
むくみは「足に水分がたまってしまう状態」。その原因は、血液や水分が心臓に戻りにくくなることです。
足首を動かすことで、ふくらはぎがポンプの役目を果たし、むくみを予防できます。「寝る前の布団の中」「テレビを見ながら」など、気軽に取り入れてみましょう。(むくみが改善されない場合は受診をお勧めします)
次回は「足を高くして血液循環をサポートする方法」をご紹介します。つづく