快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
今回は「血流と自律神経の関係」についてお話しします。
自律神経とは?
私たちの体は、眠っている時も、食事をしている時も、心臓を動かしたり、呼吸をしたり、体温を保ったりしています。
この「無意識のうちに体を調整する神経」を 自律神経といいます。自律神経には、2つのモードがあります。
交感神経
活動モード。体を動かす・集中する・緊張する時に働く
副交感神経
休息モード。リラックス・消化・修復の時に働く
この2つがバランスよく切り替わることで、血流や体調が整っています。
ストレスで血流が悪くなる理由
現代人は、ストレスや緊張の時間が長くなりがちです。その状態では「交感神経」がずっと優位になります。すると体の中で下記のようなことが起こります
①血管がキュッと縮む
→ 血液の流れが悪くなり、手足の冷えや肩こりにつながる
②心拍数や血圧が上がる
→ 体が“戦うモード”になり、リラックスできない
③胃腸の働きが落ちる
→ 栄養の吸収が悪くなり、疲れが取れにくい
つまり、ストレスが続くと 「血流の通り道」が細くなる ような状態になります。
リラックスで血流が整う理由
反対に、副交感神経が働くと、体は「安心モード」になります。
・血管がゆるみ、全身に温かい血液が流れやすくなる
・呼吸がゆっくりになり、心拍が落ち着く
内臓の働きが良くなり、栄養のめぐりもスムーズになります。だからこそ、リラックスするとめぐりがアップ” するのです。次回は自律神経を整える簡単なセルフケアをお伝えします。
