共に在り、共によろこび、共に実現する
if-planning
高齢者指導

高齢者向けプログラムに必要なこと

運動指導者のあなたと一緒に歩みたい、池田扶実子です。

今回は、高齢者向けプログラムの作成における、ポイントをお話ししたいと思います。

今回の話至る前の話は、私のメルマガでお話ししています。興味のある方は、下記のボタンをクリックし、会員登録をお願い致します。

高齢者の方々の参加と、継続を促すためのポイントがあります。

まずは運動の目的と効果です。

高齢者において、運動することは全て機能の改善や、維持、増進をもたらします。

ですが高齢者向けとする場合は、どのような内容で、どのような目的、効果があるのかを明確にした方が、参加者のばらつきも少なく、同じ目的に進みたい方々が集まるようになります。

また、クラスの目的が明確であれば、参加者全体に対しての動機付けも行いやすくなります。

内容(クラスの構成を含む): どんなことをするのか?

目的: どのような目的

効果: クラスの参加を続けるとどのような効果があるのか?

特に、目的に関しては下記に記した3つのポイントを参考にされると良いのではないかと考えます。

①高齢者が不安に思うこと。

②高齢者が気にしていること。

③高齢者がなりたいと思う姿。

上記3つのことのいずれかに対して、改善や効果を感じられる内容にすると、集客が行いやすいように感じています。ただし、新しいレッスン、しかもスクールで…となると最初からの集客は難しいです。

ですが……

❶ これなら出来る!

❷ 運動した実感(爽快感と達成感)

❸ 運動した実感

上記のいずれかと……

★ 仲間(コミュニティ)を作ること

この二つが揃うと、口コミで広がり、少しずつ人が集まるようになります。高齢者のクラスでの集客の力となるものは、「口コミ」です。

ディスニーの経営に関する本を読んだ方はわかると思います。良い口コミはゆっくりと着実に広がります。逆に悪い口コミは、あっという間に広がります。その拡散力は恐ろしいほどです。

ですから開催すると決めたら、「気長に続ける」ことです。効果が現れるには、最低でも半年はかかります。

クラスを作成する前に、必ず確認してほしいことがあります。それは、あなたがやろうとしているクラスが下記の3点に当てはまるかです。

① 高齢者の希望に叶うもの

② 目的が明確であること

③ 行うことに対して、分かりやすい解説が出来ること。

特に③の解説する力は重要です。高齢者の方々は「なぜこれをやるんだろう?やらなきゃいけないの?」と、疑問を持っています。

ですから、私たちは「なぜか?」という問い……質問がなくても、これを行うと、このように身体が変化していく=良くなっていくということを、細やかに説明することで、参加者の動機付けや理解につながります。

そのためにも、自分が指導している内容をすべて説明できる力=知識とスキルのアウトプットが必要です。

私は長年、高齢者の方々を指導してきました。常にお客様が来てくださったのは、私の示す根拠や動機付けが理由だと思います。

高齢者の不安に寄り添い、出来る・出来ないを物差しに置かず、共に楽しみながら「健康」になる。これが私の理念です。

高齢者の方々にとって「健康」は一番の注目事項です。あなたのクラスがその方々の言の葉にのって、あなたのクラスに人が集まるようになります。

これから「高齢者」に向けて、何か新しいことをやろうと考えているあなた……参考にしていただけたら、うれしいです(^^)/

ABOUT ME
池田 扶実子
運動指導者でありながら、身体を動かすことよりも考えることが好き。やりたいことを形にすることが大好き。 運動指導者として35年以上・教育者として30年、ここまでがむしゃらにやってきました。 仕事を終えるその日まで、指導者の働き方改革と人々の健康を発信し、応援し続けます。