快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
ストレスを和らげるためには、体を動かす、ゆったり呼吸を行うことをお伝えしました。今回はもう一つ、ストレスを和らげるための方法をお伝えします。それは「笑う」ことです。笑うと体によいホルモンが分泌されるということで、「笑う門には福来る」ということわざは理にかなっているようです。
笑うと「間脳に興奮が伝わり、情報伝達物質の善玉ペプチドが大量に分泌、それによりナチュラルキラー細胞が活性化され、病気の原因となるものを次々と攻撃していく。これが免疫力アップのメカニズムです。
悲しみやストレスなどのマイナスな情報を脳が受け取るとナチュラルキラー細胞の働きがにぶくなり免疫力のパワーが下がります。
だからこそ「笑い」が必要なのです。
笑うと分泌されるといわれているホルモン
ドーパミン
不安感やストレスを軽減する笑うことで不安感やストレスを軽減する
エンドルフィン
痛みを和らげたり神経を落ち着かせる
セロトニン
幸福ホルモンと呼ばれる
オキシトシン
愛情ホルモン
など・・・
脳内物質が分泌されると心身がリラックスする効果も期待できます。
結果的に全身が健康な状態に近づくということです。
笑ってみる
笑うと体によい影響を及ぼすということで、つらい事を乗りこえる力をつけてくれます。深刻にみえることでも、見方を変えると笑える側面もあるものです。
以前、母の介護をしている時により手が掛かるようになり、私はイライラ、胃もキリキリと痛んでいました。そんな時に友達からの一言で見方を変えるようになり、心が楽になり、そうすると体も楽になった事がありました。
その友達からの一言とは何かと言うと、「怒らないで聞いてね。お母さんとひらちゃん(私)のやりとりが吉本新喜劇みたいなのよ」と。そう言われた私は、そこから大笑いです。
そういわれてみれば母が同じ事を何度も言う、覚えられない、全くトンチンカンな事をしてしまうなど、挙げたらきりがないのですが、親の介護ならではのストレス。それが積もると私はイライラが爆発していました。しかし、仕方がない事に対して見方を変える事により笑えてストレスも軽減、体も楽になったのでした。これこそ、よいホルモンが分泌されていたのでしょう。
とにかく楽しい事へ方向を変えてみるのも健康への道となるのです。
1日1笑いはしたいですね。
〈参考 かいごガーデン〉