快適に動ける体づくりのお手伝いをする、平田智子です。
先日、レッスンの中でストレッチポールを使い、筋肉をほぐしました。お客様は、体がほぐれて非常に楽になったとおっしゃっていました。
いつものストレッチにプラスアルファで何かツールを使うと、より効果的につながる事があります。
ということで、また大ボールのことを書きます。
今回は「ほぐす」あるいは「調整」を目的にしたエクササイズをご紹介します。
1つめのエクササイズ
股関節を様々な方向に動かしほぐしていきます。
基本の状態
仰向けになり、大ボールの上に足を乗せる
膝を曲げふくらはぎの下にボールがくるようにする
手のひらを下に向け、体の側面におく、少し骨盤から離しておいてよい。
基本の状態から膝を曲げ伸ばしする
(膝と股関節がうごく)
膝を伸ばす時に、膝を外側に向け、曲げる時に膝が天井に向くようにする
次はその逆で、膝を伸ばす時は膝を天井に向け、曲げる時は膝を外側に向ける
2つめのエクササイズ
骨盤がゆらゆら左右に動き、腰周辺がほぐれる
基本の状態
仰向けになり、大ボールの上に足を乗せる
膝を曲げふくらはぎの下にボールがくるようにする
手のひらを下に向け、体の側面におく、少し骨盤から離しておいてよい。
基本の状態から左右にボールを転がす
肩甲骨が上がらない程度に左右に転がす
この動きは、膝を伸ばして行うとレベルが上がります。左右の転がりを大きくすると腰に負担がかかりやすくなるので注意します。
ボールを左右に転がす動きは、多少なりとも腹筋も使います。左右のバランスをとるのにも役立ちます。
2つめのエクササイズは、母が脳梗塞で右半身に麻痺が残り、3ヶ月間リハビリ病院で入院中に行っていたエクササイズでもあります。
その他にもリハビリハビリのトレーニングをしていましたが、退院後も何年も毎日行っていました。
ベッド(硬めのマットレス)の上でもできるので、足が疲れた、腰がこわばっている、なかなかストレッチできないという場合でも気軽にできるので、ぜひお試しください。