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健康増進

横になったままできる血流ケア① 深呼吸で血流リセット

快適に動ける体づくりのお手伝いをする平田智子です。

夏の疲れが出てきてどうも調子が上がりにくいと思う時などありませんか。家でゴロンと横になった時、そんな時にもできる血流ケアをシリーズでご紹介します。今回は、深呼吸で血流リセットです。
「血流を良くしたいけど、運動はちょっと面倒・・・」そんな時でも大丈夫。横になったまま、ゆったりとした深呼吸をするだけで血流を整えることができます。

なぜ深呼吸で血流がよくなるの?
呼吸をするときに大きく動く「横隔膜」は、胸とお腹の間にある大きな筋肉です。この横隔膜の上下運動は、実は血液の循環を助けるポンプのような働きをしています。

①息を吸うと → 血液が心臓に戻りやすくなる
息を吸うと、お腹の中にある大きな筋肉(横隔膜)が下がる
胸の中が少し広がり、空気と同じように「血液」も引き込まれる
そのおかげで、足や体のいろいろな場所から、血液が心臓に戻りやすくなる
②息を吐くと → 血液が全身に送り出されやすくなる
息を吐くと、横隔膜が上に戻って胸の中が少し狭くなる
そのとき心臓は「ぎゅっ」と押されるようになって、血液を外へ送り出しやすくなる
特に長く吐くと、体がリラックスして血管もゆるみ、血液が流れやすくなる

つまり深呼吸は、心臓の働きをサポートして血流をスムーズにする自然な方法なのです。

深呼吸の行い方(横になったままでOK)
①仰向けに横になり、お腹に軽く手を置く
②4秒かけて鼻から息を吸う(お腹がふくらむのを感じて)
③6秒かけて口からゆっくり吐く(お腹がへこむのを感じながら)
④これを5回ほど繰り返す
ポイントは「吐く息を長めにすること」。副交感神経が働いてリラックス効果も高まります。

深呼吸に期待できること
血流が整い、全身の隅々に酸素や栄養が行き渡る
自律神経のバランスが整い、心も落ち着く
肩や首まわりの緊張がゆるみ、体がリラックスする


横になって「ただ呼吸をするだけ」でも、体は内側から整います。
特に寝る前や疲れを感じた時に取り入れると効果が期待できます。
次回は「足首運動でむくみ予防」をご紹介します。お楽しみに!

ABOUT ME
平田 智子
気がつけば、運動指導が30年以上続いており、自分でもびっくり。その間に怪我も体験し、健康のありがたさを実感しました。水中、陸上の両方で「いつまでも快適に動ける体を!」をモットーに、体づくりをサポートさせていただいています。